出世する人は一次会だけ参加します

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2016/2/16  (5/5ページ)

 故に彼らとの面談の場であなたは強い意欲を見せなければいけない。自己責任に足るスキルがあることは当然として、さらにそのスキルを活用して成長を目指し、成果を生み出そうとする意欲だ。ロイヤリティ型の上司に求められる素直さはあって損にはならないが、素直さだけであれば意思や意欲がないものとみなされる。また環境適応型の上司に求められるような事実に基づく議論は、自立型の会社の上司にとってはあたりまえの話すぎて議論にならない。だからどうしたいのか、を伝えなければいけない。

 もちろん実際には、これらの企業タイプ別の分類が入り混じることも多い。ロイヤリティ型企業であっても自立型の会社から転職してきた人が上司になる場合はあるし、その逆もまたしかりだ。

 上司がどのタイプの人なのかは、彼が一番長く勤務してきた会社のタイプを考えれば間違うことは少ない。特に新卒から3年以上勤務した会社があればその会社の社風に強く影響されているだろう。それはもちろん、あなた自身を振り返ってみればわかるはずだ。

要約
自己評価を高くして面談で強くアピールすることは短期的には得をする。それはアンカリングという心理的な働きが原因
結果以上のアピールを繰り返すことは長期的にはマイナスの結果を生む
面談を通じて上司に対してコーチングスキルを発揮することが面談のうまい受け方
企業タイプに応じた上司の特徴を考えて準備するとさらに面談をうまく使えるようになる

◇   ◇   ◇

平康 慶浩(ひらやす・よしひろ)
セレクションアンドバリエーション代表取締役、人事コンサルタント

1969年大阪生まれ。早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA取得。アクセンチュア、日本総合研究所をへて、2012年よりセレクションアンドバリエーション代表取締役就任。大企業から中小企業まで130社以上の人事評価制度改革に携わる。大阪市特別参与(人事)。著書に3万部超のヒットになった『出世する人は人事評価を気にしない』のほか、『7日で作る新・人事考課』『うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ』がある。

出世する人は一次会だけ参加します ―会社人生を決める7つの選択 (日経プレミアシリーズ)

著者 : 平康 慶浩
出版 : 日本経済新聞出版社
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