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2016/1/26  (1/8ページ)

ロイヤリティ型企業では転勤を断ると出世の芽はなくなる

 転勤に関する人事の事情を会社のタイプごとに見てみると、それぞれの特徴がわかる。

特にロイヤリティ型の会社での転勤はどんな状況でも受けなければいけない。そうしなければ出世の芽はほぼなくなってしまうと考えた方がよい。

 第一に、それは出世するためというよりは、競争から外されないためだ。同期間の出世競争(ランクオーダートーナメント)は、新卒採用を基本としてきた多くの日本企業の常識だ。

 都銀や官公庁など、今なおバツがつかないようにすることを常に意識しなければいけない組織は多い。

 なぜ転勤を断ると競争から外されるのか。それは「会社都合での転勤を断る」ということは「残業を断る」こととはレベルが違うからだ。残業を断ったとしても定時内の仕事できっちりと結果を出していれば問題はないが、転勤はより大きな意味での会社都合だ。それを断るということは、ビジネスよりも優先するものがあるということであり、すなわち会社に対する忠誠心が低いということの証明になってしまう。

 第二に、転勤も異動である以上、ジョブローテーションの一環として従業員に経験を積ませるために行う場合があるからだ。その異動が転居を伴うだけで、会社としては善意での異動判断だと考えていることもある。

 そのような転勤を断るということは、忠誠心が低くて、チャンスもみすみす手ばなしてしまう人物だという評価を受けてしまう。残念ながらロイヤリティ型の会社は、そのような人材が将来出世できるタイプの会社ではないのだ。

 もしあなたがいる会社がロイヤリティ型で、どうしても転勤が難しいとすれば、残念だけれども社内での出世は難しくなるだろう。その時には社外での出世を目指してほしい。

>> 環境適応型でも出世したければ転勤は断ってはならない

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