あなたも起業家

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2015/8/6  (1/4ページ)

 起業ブームと呼ばれています。しかし、勝ち残るのは10人に1人とも。スタートアップに成功するにはどうすればいいのか。Bizアカデミー編集長の代慶達也(よけい・たつや)がベンチャーキャピタリストや起業家などに聞きました。

◇   ◇   ◇

 東日本大震災を機に社会起業家に注目が集まっています。東京・高円寺に本拠地を置き、教育支援活動を行う認定NPO法人カタリバ代表理事の今村久美さん(35)を訪ねました。震災後は東北に拠点を設け、東京を行き来しながら、被災地の放課後学校「コラボ・スクール」を立ち上げ、また、他団体とともに継続的な復興支援を目的とした「ハタチ基金」を創設しました。人々の関心が次第に薄れるなか、どのように事業を継続、拡大していくのか。社会性と事業性の狭間で格闘する日々が続いています。

――慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)時代にNPOの創設を考えたのですか。

今村さん今村さん

 SFC時代には高校生と社会をどうつなぐかということを考え、NPO活動の真似事のようなことをしていました。1998年にNPO法ができて、法人化が可能になりました。高校というのは偏差値とか、一律の基準の下で、同じような学力や環境の学生が集まっていて、社会と隔離した場所のように思えたんです。もっと多様な人々と交流していたら、自分のキャリアや進路も見つけやすいのではと考えました。

――SFCは起業家になる人とか多いですね。

 はい、(カヤック創業者の)柳澤さんなど、良い先輩が多かったです。私は2001年卒業ですけど、その前ごろから就職氷河期になって。ただ、SFCでは楽天やクックパッドなどの起業を手伝っているような多様で活発な仲間がたくさんいました。

――就職しなかったんですか。

 しませんでした。明治大学の齋藤孝教授の下で教育をテーマに学んでいた竹野(現:三箇山)優花さんと2人でカタリバを立ち上げました。

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