あなたも起業家

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2015/7/9  (1/6ページ)

 慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスの通称はSFC。草創期に多くの起業家を輩出したが、その代表的なIT企業が面白法人カヤックだ。創業から17年、昨年末についに株式公開(IPO)を果たした。鎌倉を舞台に、面白い会社づくりにこだわる、カヤック最高経営責任者(CEO)の柳澤大輔氏(40)にスタートアップ企業をIPOに導く道程を聞きました。

──創業が1998年ですから、もうベテラン起業家ですね。IPOして半年経ちました。

3人で起業(中央が柳澤氏)3人で起業(中央が柳澤氏)

 まあベテランですかね。独立し、起業家から徐々に経営者に変わってきた段階です。昨年末にやっとIPOをしました。起業して17年経ってますから、決して早いほうではなかったですね。上場後の評価に関しては僕から語るには時期尚早です。

──柳澤さんはSFCの3期生ですか、同時代には起業家が多いですね。

 インターネットの創生期ですからね。SFC2期生は、元楽天副社長の本城(慎之介)さんとか、ブレインパッドの草野(隆史)さん。フリービットの石田(宏樹)さんかな。4期生はクックパッド創業者の佐野陽光さんとか何人かいます。でも当時は起業しようなんて学生は少なかった。今、SFCの学生に聞くと、半分ぐらいは起業を考えていると手を上げますがね。

──柳澤さんはいつ頃から起業を考えたんですか。

 高校生(慶応義塾高校)の頃かな。まず、貝畑政徳(現在の最高技術責任者CTO)に出会って、会社をつくろうと持ちかけて。大学で、久場智喜(最高ブランド責任者CBO)とも一緒にやろうと。あの頃は学校に泊まったり、インターネット関係の勉強をしていました。起業というより、自分らで何か面白いことやろうという感覚ですね。大学卒業後に僕は96年にソニー・ミュージュクエンタテインメントに入社し、2人はそれぞれ大学院と海外に行って、2年後に3人で会社をつくりました。

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