あなたも起業家

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2015/9/15  (1/5ページ)

 女性の社会起業家の活躍が目立っています。re:terra(リテラ)代表の渡辺さやかさんは、岩手県産の椿油を使った「気仙椿ハンドクリーム」を商品化し、東北の復興支援に取り組みました。支援しつつ、次のステップは東南アジアの途上国の起業家支援です。日本の地方とアジアをつなぐ新たな架け橋になれるでしょうか。

(聞き手は日経Bizアカデミー編集長 代慶達也)

◇   ◇   ◇

メコンにはサバイバルの高い女性が一杯

――東北の復興支援では地元産の商品化を進めました。次は何でアジアなんですか。

渡辺さやか氏渡辺さやか氏

 私はもともと学生時代(国際基督教大学、東大大学院)に国際協力をテーマにしていました。途上国の支援を模索していたときに、東日本大震災が起きました。復興支援のため地元産の商品化などを進めました。この際、地方の例えば、中小企業の技術や人材が、アジアの途上国の支援に役立つのじゃないかと感じました。それで被災地の復興支援をやりながら、メコン地域の女性の起業家支援に乗り出したのです。

――メコン地域にはどんなタイプの女性起業家が多いですか。

 様々です。学歴で言うと、大学まで出ている人が多いかもしれません。中には欧米の大学を出て、国に戻ってきている女性で起業している人もいます。資金的余裕がなかったために高校生の頃からアルバイトをして、夜間大学に入って卒業している人もいます。

2015年5月に開催したアジア女性社会起業家ネットワーク会議メンバー2015年5月に開催したアジア女性社会起業家ネットワーク会議メンバー

――結構、高学歴ですね。

 こうした女性起業家は英語がしゃべれるので、目立つし、リサーチをしても見つけやすいのですが、本当にリーチしていきたいのは、英語はしゃべれなくても、素晴らしい活動をしている女性起業家たちです。

――やはりアジアにはたくましい女性が多いですよね。

 そういう女性たちの中には、大学はでていなくて、選択肢として起業しかなかった女性たちもいます。それでも、独自のサイバル力というかセンスで、事業を伸ばしている方もいます。語学力などスキル以上に、「想い」「問題意識」「根性」みたいな世界で、頑張っている人は少なくありません。

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