あなたも起業家

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2015/11/27  (3/4ページ)

仕事は迅速、家庭重視

 日本のビジネスパーソンみたいにダラダラと残業はしない。仕事の効率性を徹底的に追求する。「じゃ、この課題は来週月曜日にまた会議で」と日本人ならいう場面で、イスラエルでは「いや、すぐ決めようと」と。とにかく仕事のスピードが速い。だから何でも同時にやるんですよ。車の運転しながら、携帯で取引先とメールもして、隣の僕とも商談する、一度に4~5個の業務を同時にこなしている人が多いんです。大半の国民は言語も4ヶ国語はしゃべる。ヘブライ語と英語はもちろんロシア語とか、アラビア語、独仏語、意外ですが、日本語を話す人もけっこいますよ。

――日本人についてほとんど知らないのではないですか。

 実は親日の人が多いんです。(第2次世界大戦中、ユダヤ系難民の救出に尽力したとされる外交官)杉原千畝さんのことが有名です。「あの時、僕の先祖が日本人に助けてもらっていなかったら、今の僕は存在しなかった」と感謝されたことは10人以上からあります。日本は「日の出国」と呼ばれ、憧れる人が少なくない。ここの国には中国人や韓国人はいても、日本人はほとんどいないから、僕も最初は驚きました。ですからビジネスもやりやすいんです。アントレプレナー志向が強いこともありますが、どの人も積極的に重要人物を紹介してくれます。

――しかし、イスラエルに進出している日本企業は少ないですよね。

 驚くほど少ないですね。ビジネスマンは10人ぐらいしか駐在していないんじゃないかな。世界最先端の技術の宝庫なのにもったいないことです。軍事技術を応用しているともいわれますが、セキュリティやAI技術はとくにすごい。自動運転支援システムのモービルアイは、米国で上場してご存知だと思いますが、例えば、ドローンの世界トップクラスの輸出大国といわれているんです。

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