あなたも起業家

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2015/11/27  (1/4ページ)

 世界的な起業大国と呼ばれるイスラエル。米アップルやマイクロソフトなど米IT大手がこぞってベンチャー投資を加速するが、中東情勢を懸念して日本企業はほとんど進出していない。そんな中、単身イスラエルに渡り、両国の企業の橋渡し役となっているのがサムライインキュベート代表取締役の榊原健太郎氏だ。イスラエルの経済都市テルアビブにオフィスを設け、VCとしてイスラエルのベンチャー企業17社に出資、年内に20社とする。孤軍奮闘する榊原氏に投資の狙いを聞いた。

(インタビュー構成 日経Bizアカデミー編集長 代慶達也)

◇   ◇   ◇

AI、セキュリティ 17社のイスラエルベンチャーに投資

――イスラエルのベンチャーを対象にどのようなビジネスモデルを画いているのですか。

VCサムライの榊原氏VCサムライの榊原氏

 ご存知のようにイスラエルにはセキュリティなどITやメディカルなどの最先端分野で世界有数のベンチャー企業がひしめいています。米欧のIT大手はものすごい勢いで、イスラエル企業に投資していますが、中東は治安が悪いというイメージが強いのか、日本企業はほとんど投資していない。そこで我々は日本市場のニーズにあう製品サービスを開発しているイスラエルのベンチャーに投資し、その会社を日本企業に紹介し、ビジネスを膨らませていこうとしているのです。

――どのようなイスラエルベンチャーに投資しているのですか。

 この1年で17社、年内には20社になると思います。「ADテック」という広告テクノロジーやサイバーセキュリティ、画像センサー、AI(人工知能)、ユニークなところでは音楽分析のベンチャーですね。日本では1社当たり平均450万円ですが、イスラエルでは1千万円単位ぐらいの投資額です。この国はユダヤ系住民が中心ですが、極めて教育水準が高く、国民全員がアントレプレナーを目指しているような国なんです。

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